又野 知弥
海外事業部
課長
2008年新卒入社
平山 彰悟
開発事業本部
本部長
私は、就職活動中の4年生の春頃に、志望業界を投資用不動産業界一本に絞りました。動機はいたって単純で、「稼げそうだな」というイメージがあったからです。また、社員同士の仲が良く、社内の雰囲気が良いことも軸にして会社探しをしていました。人生の大部分を共に過ごす仲間が好きになれないと、仕事は続けられないだろうと思っていたからです。その点、当社は社員同士の仲が良さそうで、かつ若い人が多いこともあり、社風が合いそうだと感じました。旅行や飲み会などのイベントも盛んで、仕事もプライベートも両方楽しめるイメージが湧き、入社を決意しました。
最初の2年間は営業部で投資用物件の販売営業を行い、2010年からは開発事業部で営業部が販売する物件の企画・開発を行っています。詳しい業務内容としては、マンション建設用の土地の仕入れから、建物の企画、施工管理までを一貫して行います。場合によっては他の業者への一棟販売も行っています。
この仕事のやりがいは、社内外のたくさんの人と関わりながら一緒に働けることです。社内のチーム、建設業者の方々、社外の作業員の方々と進めたプロジェクトが完成し、全員の努力が報われたときの嬉しさは格別です。また、大きな金額を動かして建物を作っていることにもやりがいを感じています。社会にインパクトを与える大きな仕事をしているんだ、という自負をもって、働けていますね。
現在は、人間関係に恵まれ、入社前に思い描いていた通り、好きな人たちに囲まれて毎日楽しく働けています。また、部下ができたことで、「稼ぎたい」「仲間と楽しく働きたい」という気持ちだけでなく、「周りの人のために何かしてあげたい」という気持ちが強くなりました。自分がやりがいを感じる瞬間を、自分の部下にも味わってもらいたいと思うようになったのです。
さらに、仕事を通してお客様の豊かさにも、もっと貢献していきたいと感じるようになりました。以前、仕入れた土地の元の所有者の方に「ここを手放す決心がつかない」と言われ、数年間手続きに着手できなかったことがありました。所有者の方は、土地を売却して有効活用した方が良いと頭では分かっていても「亡くなった親からもらった思い出のある家を売っていいのかわからない」と気持ちの整理がつかずにいましたが、土地の仲介業者の方を交えて何度も話し合った結果、売却した方が良いとご決断していただけました。家を手放した当日、通常は廃棄してしまう家の玄関の鍵をその方が「思い出にします」と持ち帰られた様子は、今でもよく覚えています。お客様の気持ちに寄り添いつつ、決断の背中を押すことで、お客様の人生を豊かにする手助けができたのではないかと思います。そんな経験を今後も増やしていきたいと思っています。
現在は、マンション開発を主として行っていますが、今後は賃貸や商業ビル、ホテルなどの新しい領域にも進出していきたいと考えています。自社のマンション販売事業はノウハウが溜まり、より少ない工数で仕事が進められるようになってきたため、これまで扱ってこなかった分野にも挑戦できるフェーズになったことが背景にあります。
当社が多様な領域に事業拡大することによって、会社的にも、より大きな規模に成長させることができれば、当社での仕事を通じて、これまで以上に社会的影響力を持つ働き方ができるようになるからです。その結果、お客様を今よりもっと豊かにするお手伝いができるはずです。また、部下の成長という点でも、未知の分野で0から新しい事業を立ち上げる経験を積ませることで、自己実現の場を与え、より成長させることができるのではないかと考えています。現在、それらを具体的にどう実現させるか、その方法について前向きに話を進めているところです。
個人的には、入社時から大事にしてきた、人との繋がりを今後も大切にしていき、それを後輩にも引き継ぎたいと思っています。私は今でもよく取引先の方々と食事をしながら情報交換し、未経験な事を教えていただいていますが、そこに同席してもらったり、会合に連れていったりすることで後輩自身が自ら視野を広げられる機会を多く設け、早く一人立ちできるような成長環境を整えることができればと思っています。私自身も上司に「俺を追い抜くつもりで仕事しろ」とよく言われましたが、私も私を超えていく後輩を育て上げることができればと思っています。