又野 知弥
海外事業部
課長
ワンストップ座談会
鈴木私が所属している開発事業部は、簡単に言うと用地の仕入れと物件の開発を行います。また、完成後のマンションについて、お客様ではなく、他の業者へ販売することもあり、その販売業務も担当しています。ただ、基本的には大金さんたちアセットマネジメント営業部が販売してくれます。
大金そうですね、企画した物件の紹介が私たちの主な業務内容です。具体的には、不動産投資に興味があるお客様のご相談に乗り、将来のプランを一緒に練りつつ、最適な物件をご紹介しています。お客様は、契約者の方からご紹介いただくことが多いですが、経営企画部やマーケティング課と協力してセミナーやWeb広告で集めたりもします。
竹内私が所属している経営企画部では、主にIR・広報として株主の方をはじめとするステークホルダーへの情報発信や広報活動を行っております。
藤居私はプロパティマネジメント事業部に所属しており、営業部が販売した投資物件の入居者の管理をしています。入居者の募集から契約、アフターフォローまでが主な業務です。不動産の仲介会社に関しては、今でも電話やファックスでやり取りすることが主流なのですが、私たちは経営企画部と協力してIT化したことにより、業務の効率化に成功しました。一つ例を挙げると、従来空室状況を電話で確認していたものを、Web上でリアルタイムで表示できるようにしました。それだけでも、お客様にとっても管理する側にとっても、余計な時間や不安を無くせるのです。
このように全ての部署が互いに関わりながら仕事を進めており、用地の仕入れから管理まで、ITを用いながら全てをワンストップで行なっていることは当社の特徴の一つですね。
藤居私たちプロパティマネジメント事業部が特に関わることが多いのは開発事業部ですかね。マンション建設用の土地の購入を検討する段階で、賃料の算出や入居率の計算を行うのですが、私の事業部の方が入居に関する情報は豊富なので連携して決めています。
鈴木開発した物件に入居者様が付くことは、不動産投資において絶対に欠かせない要素ですからね。土地を仕入れる際に意見を出し、場合によっては具体的な間取りなど設計に関わる部分にも開発事業部としてのアイデアを出します。実際に弊社でマンションを管理・運営していく中で蓄積したデータをもとにして付加価値の高い物件を開発できているので、2017年の年間平均入居率99.32%など業界の中でも高水準の数字を実現できています。
大金私たちアセットマネジメント営業部も、他部署とは常に連携しつつ、物件の状況の共有をしています。具体的には、お客様に物件をご提案する際に、開発事業部から土地の仕入れから物件が建つまでの背景を聞いたり、プロパティマネジメント事業部から入居の状況を聞いたりしておくことで、よりお客様にご納得いただける提案をすることができます。
鈴木藤居、大金が言ってくれたように、開発事業部が他部署と関わる機会は非常に多いです。更には、今度はそうやって竣工した物件について、私たち開発事業部としては社内へのスピーディーな情報発信を心掛けていますが、その際は経営企画部と連携しています。社内での新規物件についての情報のタイムラグや認識の齟齬があると、お客様に迷惑が掛かったり、プロモーションもスムーズに行かなくなったりしますが、経営企画部はそうしたギャップが起きないよう、意識して動いてくれているので、社内広報機能が非常に有効で、高いスピード感保持の阻害要因を最小限に抑えてくれていると思っています。
竹内嬉しいけど、少しプレッシャーですね(笑)。経営企画部は広報以外にもIT化の面でいろんな部署と関わり業務の改善や新サービスの開発も仕掛けています。先ほどの空室状況管理もそうですし、メディアを作って情報発信しているチームもあります。正しい情報を提供し、この人たちに話を聞きたいな、と思っていただければ、そこから話が始まることもある。IT化が遅れている投資用不動産業界において、早くからIT化を手掛けてきたので、今後も業界全体の先駆け的な存在でありたいですね。
竹内様々な部署間の連携の中で、良い意味で互いに牽制し合う関係があることは私たちの強みだと感じます。例えばプロパティマネジメント事業部から開発事業部に「その間取りだと何十年と経った時に、賃貸需要が見込めません。」と意見を出したりします。それぞれの専門分野から他部署に意見することで気づきを与え、サービスやソリューションの質をより向上させることができます。
大金「豊かな社会を実現するために」...これこそが、当社社員の中で共有されている価値観、コンセプトですよね。それが共有されているだけでなく、更に「そのお客様の豊かさの実現のために、自分は自分の仕事の中で一体何をなすべきなのか。」...この想いを社員一人一人がそれぞれの立場で認識できている。当社の強みはそういう所にあるのではないでしょうか。だからこそ他の部署にも有意義で建設的な意見を言えるし、意見も生きてくるのだと思います。そして、仮にその意見が通らなかったとしても、皆が共有しているゴール、「豊かな社会」を目指しているので、なぜそうなのかと話し合い、納得することもできるし、新たな解決策や発見も生まれてくるのだと思います。
鈴木皆がお客様のことを思って仕事をしているということに加えて、どの部署もフラットに言い合える関係性であることも、良いサービスが提供できている要因だと思います。誰のために仕事をしているのか。お客様のため。その価値観の共有があるからこそ、お客様優先で、フラットに意見を言い合えるのでしょう。会社によっては、部署間の意見に折り合いがつかずにバランスの悪い状態になってしまうことも多くあると耳にしますが、そうした悲しい状況が生まれるのは、お客様のためを考えず、社内での自分達同士の立場や勝ち負け、面子等を優先してしまうことも一つの原因なのではないでしょうか。当社ではナンセンスなことですが。
竹内その通りですね。そのバランスの良さは部署ごとの関係性だけではなく、個人同士の関係性の中でも感じます。例えば1年目の社員であろうと、年次の高い社員とも萎縮することなくコミュニケーションが取れています。私が就職活動をしていた時に参加した会社説明会でそのようなフラットでいられる雰囲気を感じ、この会社なら楽しくやりがいを持って働けるかもしれないと思ったことを覚えていますが、その期待は裏切られていないと自信を持って言えます。
藤居今後は、ITの技術を導入しもっとお客様が簡単にサービスを利用できる環境づくりに取り組んでいきたいと思っています。例えば、賃貸契約がテレビ電話を使ってできるようになれば、手間が減る分、ご入居いただける方が増えると思うのです。それがご年配の方でも使いやすい仕様だと最高ですね。
大金私は、もっと女性が投資用不動産を運用しやすい環境づくりを行なっていきたいと思っています。投資用不動産を持つ方は未だ男性が多く、女性には手が出しづらい現状だと私は思っています。しかし、一方で将来の不安を感じる女性も増えてきています。そうした環境の下で、女性にもより目を向けてもらえるための工夫や仕掛け作りのためにはどんな施策やアイディアが有効なのか、また、未だ女性のお客様が少ない原因は何なのかをよく分析し、考え、克服していく中で、女性にとっても将来の安心材料を増やせる資産運用として、投資用不動産をプロモーションすることを目標に頑張っていきたいです。
鈴木サービス提供の幅を広げるという意味では、今後、今扱っているワンルームマンション以外に、ビルやホテルなどの開発にも挑戦していきたいと思っています。より多様なお客様のニーズにも対応することができますし、会社としてもより安定した経営ができるようになると思いますので。
竹内私は、現在当社が提供している高いレベルのサービスや商品を、極端に言えば誰でも再現できるような、他社も模倣したくなるような仕組みやマニュアルの整備を行なっていきたいです。不動産は、人が生活をする上で無くてはならないものです。そして、不動産は間違った持ち方をしなければ所有する人を豊かにすることができ、幸せにできるものだと思っています。多くの人に不動産によって豊かさを提供するために、業界全体が良いものを提供できるような取り組みを率先して行っていきたいと考えています。今後も、サービスや商品を磨き続け、その再現性を高める「仕組み化」も進めて、その情報を発信し、当社が業界をリードする第一人者としてのポジションを築き上げ、社会を豊かにするお手伝いをしていきたいと思います。
2008年入社
開発事業部 部長
2009年入社
経営企画部 部長
2010年入社
営業第二部 課長代理
2016年入社
プロパティマネジメント事業部 課長